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導入事例

ファンシーペーパー「TANT」を使用したパッケージ

パッケージ製作会社「ホワイトハウス」
本社・工場 企画デザイン チームリーダー
新海陽一様

スイーツから雑貨、コスメ、花までさまざまな商品を包むパッケージをオーダーメイドでデザイン・製作している株式会社ホワイトハウス。多くのパッケージにTANTを選んでいただいています。本社・工場 企画デザインの新海チームリーダーに、TANTを使ってみての感想やご要望をお伺いしました。

※「TANT」とは
日本国内最大数となる200色のカラーラインナップをもつ特種東海製紙のファンシーペーパー。2019年に150色から200色へ増色した。

多彩な色や厚みのバリエーションであらゆるお客様のイメージに対応
「TANT」なら安心・安定で、さらに面白みも加わった

お客様の話を何回も聞いて想いを知る

── パッケージをデザインする上で大切にしていることは何ですか?

新海様:一番大事にしているのは、中に入る商品をつくったお客様の想いを知ることです。パッケージ製作にあたっての打ち合わせでは、どのようなコンセプトで、どのようなイメージで売りたいのか、その業界では今何がトレンドなのか、などを話し合います。理想のパッケージに近付けるために、3~4回打ち合わせることもよくありますね。

── パッケージにファンシーペーパーを使う理由は何でしょうか?

新海様:表現上欠かせないものだから、ということでしょうね。色や風合いの選択肢が多様だからこそ、さまざまな提案ができます。ファンシーペーパーがないと始まりません。

── ファンシーペーパーを使用して良かったエピソードはありますか?

新海様:村瀨鞄行様というランドセルメーカーの65周年プロモーション用のパッケージなのですが、お客様が質感や色に非常にこだわりをお持ちでした。色は濃い茶系で、室内でも屋外でも安定した色調がよい、ということでS-10を提案しました。見本だけではイメージしにくいだろうと箱を試作したのですが、それを見てすぐに気に入っていただけました。よほど気に入られたのか、封筒やタグにも同色を採用いただけて、うれしかったですね。

S-10
I-50

また、Linda Lindo SWEETS様というスイーツ店のパッケージでは、インロー箱の中箱に蛍光色のI-50を使いました。この色がお店のコンセプトにピッタリということで、買い物客の方々からも好評だった、ということです。

お客様に必ずフィットする色がある

── TANTの使い心地、加工適性はいかがでしょうか?

新海様:とにかく安心して使える、の一言です。加工性が優れていて箔押しにも適していると思います。

── TANTをお客様に提案される際のメリット、デメリットはどのような点でしょうか?

新海様:メリットは色数の多さですね。希望の色が必ず見つかるので安心しておすすめできます。デメリットは、色数が多すぎてどれがいいか迷うことですね(笑)

── 他の用紙と比較してTANTの良い点、悪い点があればお教えください

新海様:良い点は、やはり色数と、厚みのバリエーションの多さですね。エンボス感も絶妙でいいバランスだと思います。悪い点はとくに思い当たりませんが、しいて言えばTANT BOARD-F※1にはもう少し厚みがあるものがあると提案の幅が広がる気がします。

TANTの増色・新製品で「面白み」が加わった

── TANTは2019年に増色をしましたが、新色は使いやすい・提案しやすいでしょうか?

新海様:新色は提案しやすいです。従来のTANTは落ち着いた印象でしたが、新色は蛍光色やパステルトーンの淡い色調が増えて、よりファンシーという感じですね。

── TANTの増色について、社内の皆様の反応はいかがでしたか?

新海様:全般的に好評でした。従来色と同様に加工面での不安もないですし、心配なくお客様に提案できます。「安心・安定」のTANTに「面白み」が加わった、というところでしょうか。

── 200色のうち、よく使用される色はどの色でしょうか?

新海様:N-1(黒)やN-8、N-9(白)が多いですね。あとはグレー系カラーも人気があり、よく使っています。

── TANT KIRA※2が2021年に発売されましたが、お使いいただいたことはありますか?

新海様:お菓子屋さんのアメの限定品用パッケージで五段の引き出し箱を作ったのですが、各段で違う色を使ってとてもかわいくできました。食べた後も使えそうだとお客様にも大変好評でした。こういう新しい紙は、「どうしよう」と迷ったときに提案するのにいいですね。

── TANT BOARD-Fが2021年に発売されましたが、お使いいただいたことはありますか?

新海様:株式会社ミュージー様のアロマディフューザーのパッケージに使いました。TANTに同一色があるので、箱とスリーブを同じ色でつくることで統一感を出せてよかったです。空押しが柔らかめな点もいいと思います。

── 今後TANTシリーズをお使いいただくにあたり、ご要望などはありますか?

新海様:先ほどお伝えした厚みのバリエーションと、最近はグレー系がトレンドなので、グレー系がもう少し増えるとうれしいですね。TANT以外では、箔に対する適性(紙由来の腐食への耐性など)がもう少し分かりやすいと使いやすいかもしれません。

── 本日は貴重なお話をお聞かせいただき、ありがとうございました。

※1 TANT BOARD-Fとは、組箱やカード、タグ等にお使いいただけるTANTの厚物製品です。
※2 TANT KIRAとは、TANTの淡い色合いを活かし、華やかな光沢を付与した製品です。

株式会社ホワイトハウス

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