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ファストフードチェーンX社(日本支社) 資材調達部

PFAS規制強化により、日本でも規制に対応した包材調達ルートを確立しなければ…

決め手はクリーンさ!米国本社も納得した、包装紙に最適な「ノンフッ素耐油紙」

チキンやチップスなどのフライドメニューが人気の米国ファストフードチェーンX社は、間もなく日本進出を控えていた。そんな中、米国でPFAS規制強化が発表され、日本でも規制に対応した食品包材の調達ルートを確立するよう米国本社から指示が入った。

※本事例は想定事例ですが、似たようなお悩みの方々へのご参考として掲載しています

課題

包装紙はレンジアップも想定、すべての条件を兼ね備えた包材が見つからない…

これまでX社の米国店舗での包装紙の現行品はフッ素系耐油紙でしたが、PFAS規制強化を受けて新たな包材を探さなければならなくなりました。X社では以前から「地産地消」をセールスポイントにしていることもあり、間もなく開業予定の日本支社においても、規制に対応した包材の調達ルートを独自に確立する必要がありました。

日本支社資材調達部のT氏はこう振り返ります。
「米国本社からの指示を受けて、日本でもPFAS規制に対応した包材を探すことになりました。包装紙はテイクアウトしてレンジアップすることも想定する必要があり、耐油性だけでなく通気性も必要であるなど、規制以外にも注意する点が多くありました」

米国本社では、過去にお客さまから包装紙への異物混入を指摘され、訴訟問題に発展した経験がありました。同様の問題が発生しないよう、異物管理の徹底については社内マニュアルにも記載されています。そのため、包材を探すにあたってクリーンな環境下で製造されている紙であることも重要なポイントでした。

T氏ら資材調達部のメンバーは、日本国内で流通している食品向け耐油紙について、さまざまなルートで調査を始めました。しかし、そもそもノンフッ素耐油紙を供給しているメーカーは限定され、情報収集は思うように進みませんでした。

課題のポイント

  • 規制に対応した包材調達ルートを、日本で独自に確立しなければならなかった

  • テイクアウトしてレンジアップすることも想定、耐油性だけでなく通気性も必要

  • 異物管理の徹底、クリーンな環境下で製造されている紙であることが重要視される

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